
OIL by 美術手帖
SHELF SERIES
Vol.01
ポスターと花瓶
POSTERS
& VASES
暮らしを楽しむための、
アートプロダクト特集
自宅の棚に飾って眺めたり、暮らしのなかで使って楽しむことのできるアイテムを、テーマごとにご紹介するキュレーションシリーズ「Welcome to my shelf」がスタート。
第1回目の今回は「ポスターと花瓶」をテーマに、3つのポスター専門店による厳選されたポスターと、4名のアーティストが手掛けた花瓶をご紹介。気軽に手に入れることのできる様々なアートプロダクトによって、暮らしを楽しくすることを目指します。
POSTERS
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KNAPFORD POSTER MARKET
世界中からデザインの質の高いものを厳選して集めたポスター専門店。海外ミュージアムのエキシビションポスター、ヨーロッパのデザイナーによるエピグラム・ポスター、ビンテージポスター、バンドのギグポスターなど、いずれも稀少なものばかり。ライフスタイルに応じた空間演出ができる「インテリアとしてのポスター」を提案する。
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twelvebooks
2010年に東京を拠点に設立されたアートブック専門のディストリビューター。ヨーロッパを中心に海外出版社の国内総合代理店として書籍の流通やプロモーションに加え、関連作家の展覧会企画や来日イベントなど数多くのプロジェクトを手掛ける。日本芸術写真協会(Fine-Art Photography Association)及び「TOKYO ART BOOK FAIR」ではコミッティーメンバーを務める他、Dover Street Market Ginza 7F「BIBLIOTHECA」の共同キュレーションを手掛ける。2020年5月に南青山に「SKWAT/twelvebooks」をオープン。 Photo: © Daisuke Shima
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Satellite
岡山駅西口から歩いて5分の奉還町商店街にある現代アートショップ&ギャラリー。絶版本や限定本の作品集・写真集、グッズやポスター、作品などを取り扱う。併設のギャラリースペースでは随時企画展を開催中。世界各地からの書籍や作品の取り寄せや、額装なども受け付け可能。
VASES
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坂本紬野子
坂本紬野子は1992年東京都生まれ。2016年ロンドン芸術大学キャンバウェルカレッジオブアーツ彫刻科を卒業し、18年の帰国後は長崎を拠点に活動。大学在学中に陶芸と出会い、ほぼ独学で制作を始める。手で粘土に直接ふれ、自由にかたちをつくることに魅力を感じて以来、懐かしさと新しさを併せ持つテクスチャーを追求して日々実験と研究を重ねながら、幅広い表現が可能な手びねりの技法を用いて作陶を続けている。作品のモチーフとするのは、かつて生活していたイギリスや日本で自身が目にした景色、またマーケットに並ぶ野菜や博物館の民芸品、建築物といった暮らしのなかで見つけたもの。有機的なかたちと釉薬の柔らかい色合いを特徴とした一つひとつの作品は個性的ながら、複数が組み合わさると関連性が生まれ、空間的な印象を与える。近年の個展に、「The way I look for.」(イデーショップ 自由が丘店、東京、2019)、「Moments of Clay」(Graphpaper、東京、2018)。
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椎猫白魚
東京生まれ、長崎育ち。佐賀のとある温泉街でうつわを作っています。植物にまつわる器や食器など。「ハマ」2019/RIVER SIDE HOUSE (by Ryokan Oomuraya)、「嬉野に越して来た大門と中村と生まれも育ちもここの宮崎がやる展示」2019/旅館大村屋 湯上り文庫など。
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沼田摩耶
沼田摩耶は1990年東京都生まれ。グラフィックアーティスト。2012年、桑沢デザイン研究所卒業。セミトランスペアレント・デザイン、株式会社日本デザインセンターを経て、2019年に Maya Numata Graphic として独立。グラフィックデザイン・セラミック作品・イラストレーションなど領域横断的に活動をしている。
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桝本佳子
桝本佳子は、1982年兵庫県生まれ。2007年、京都市立芸術大学大学院修士課程 陶磁器専攻修了。2009年「トーキョーワンダーウォール立体・インスタレーション部門」大賞。2013年、兵庫芸術奨励賞受賞。同年、英V&A博物館レジデンスプログラムアーティスト。2019年「あいちトリエンナーレ2019」参加。