
光岡幸一
あっちとこっち
2020
20×25×6cm
アクリル樹脂、多摩川で拾ったもの
近所の多摩川の河川敷には、ヨシという背の高い草があたり一面群生していて その草に隠れる様に数十人、もしかしたらもっと沢山の数のホームレスが各々の家を建てて住んでいる。 僕はその草むらの奥の奥に、小さな村を見つけた。 村は既に誰も住んでいない廃墟になっていた。 辺りには多摩川独特の緩い緊張感が漂っていたが、 僕はその場所が何となく気になり、こっそり通うようになった。 この作品はその村との関わりの記録の様なものだ